2024年10月– date –
-
リーダーの「聞く力」とは?藤原頼長の失敗から学ぶ判断力の重要性【2024年最新版】
保元の乱は、崇徳上皇と後白河天皇の戦い。それぞれには摂関家の藤原頼長(崇徳側)と忠通(後白河側)がトップとして存在。さらに戦のプロとして為朝(崇徳側)と義朝(後白河側)がつく。どうして崇徳は敗れたのか。それはトップの聞く力の違いに判断力が伴ったかどうか。 -
【武士の誠実さ】潮田又之丞の最後の約束:人生の教訓と対話
潮田又之丞という人物がいた。赤穂浪士の一人。彼は、友との約束を死の間際まで忘れずきちっと果たして死ぬ。日本には高潔な心をもつ人物がたくさんいたことを誇り、子供たちに伝えたい。 -
儒学の性善説から朱子学の性即理へ:思想の変遷と現代的意義
はじめに 「人間の本性は善なのか、それとも悪なのか?」この問いは、古今東西の思想家たちを悩ませてきた永遠のテーマです。 儒学では、孟子以来「性善説」が広く知られていますが、この考え方はいつ、どのように確立したのでしょうか? また、なぜ「性善... -
長篠の戦い:織田信長の「三段撃ち」と武田勝頼の戦略を徹底解説
長篠の戦いは、日本の戦国時代を象徴する重要な戦闘の一つです。この戦いは、織田信長の革新的な戦術と武田勝頼の決断が交錯した歴史的瞬間として、今なお多くの議論を呼んでいます。本記事では、信長の「三段撃ち」と呼ばれる鉄砲戦術の真偽、そして武田... -
南北朝時代の正統性と水戸学:三種の神器から見る皇位継承の歴史
水戸学は南朝を正統とします。それは三種の神器を南朝が所有していたことが根拠です。しかし,北朝は三種の神器が無くても践祚できるという理屈を創り上げました。どのような理屈でしょうか。 -
徳川斉昭は攘夷派ではなく開国論者だった?水戸学の真実と戦略的思考を解説
「幕末期の日本で、最初に開国を唱えたのは、水戸の斉昭なんだって。」と言われたら、多くの人が「そんなはずはない。」と答えるでしょう。 水戸学と徳川斉昭に関する一般的な認識は、「尊皇攘夷を唱えた水戸学、攘夷派の旗印が水戸の斉昭」と思われている... -
「慶喜は天狗党を裏切ったのか?」 – 歴史の謎に挑む中学生たちの探究
30年前、平成10年代前半の中学3年生の選択社会の授業で行われた興味深い実践について紹介します。この授業では、生徒たちが自ら設定した歴史上の課題について深く掘り下げ、その成果を文化祭で発表するという取り組みとして行われました。 今回は、その中... -
水戸学とは何か?前期水戸学の特徴と徳川光圀の思想を詳しく解説
水戸学を一言で言うと「尊皇の立場からの歴史学、及び思想と行動学」 水戸学は、前期水戸学と後期水戸学に大きく分かれます。前期水戸学は、「列」と「伝」。つまり個人中心の歴史、思想学です。後期水戸学は、「志」と「表」つまり、制度史中心。水戸学は、個人学から組織学へ移ります。 そして、それをつなぐ中期水戸学。「中国の学問思想中心」から「日本とは」という視点に移ります。 -
徳川光圀の水戸学:「勝ち負けでなく、何が正しいかで歴史を見るべき
水戸学の思想:日本人の歴史観を形成する重要な鍵 水戸学は、日本の歴史観と国家意識を形成する上で極めて重要な思想です。本記事では、徳富蘇峰氏の講演を基に、水戸学の本質と現代における意義について深く掘り下げていきます。水戸光圀や徳川斉昭らが築... -
徳川秀忠とその母の影響:江戸幕府の礎を築いた二代将軍の二人の母
徳川秀忠は、江戸幕府二代将軍です。秀忠は、大御所家康の影に隠れた人物とされ、必ずしも評価の高い人物ではありませんでした。 ですが、近年、評価が見直され「安定した江戸幕府の礎をつくった人物」と評価されるようになってきました。 その徳川秀忠の...
12